万博日記(後半編)。
19日(日)。
いよいよ万博へ入るときが来た。
前日の疲れもとれぬまま、午前6時に宿を出発。
運転中、何度もこっくりしそうになったものの無事にオフィシャル駐車場に到着。
しかし、その駐車場は、シャトルバスで35分もかかるところにあった。(名古屋空港駐車場。)
なんでも、万博は会場近辺の自動車の立ち入りを制限するためにこのような手間のかかる
「パーク&ライド方式」を取っているらしい。
しかも、駐車場から、シャトルバス待ちすでに1時間だった…。
容赦無く気温の上がりつづける中、なんとか待って、シャトルバスに乗り、長久手会場にたどり着き、入場したら、すでに人・人・人の列でごった返していた。
俺は、あらかじめ企業パビリオンの「日立館」(右写真;下方に人の列が…)を最初のターゲットとし、入場と同時に日立館をめざして、走った。
すでに、「6時間50分待ち」という看板が掲げられていた。
その瞬間、俺は力が抜け、思わず地べたに手をついてしまった…
その他の企業パビリオンも、三井・東芝館;240分待ちなど、大混雑していたので、即座に企業ゾーンはあきらめた。
そこで、ゴンドラで一番南の海外パビリオン(グローバルコモン4)から行くことに決めた。
このパビリオンにもマンモスはあった。
あと、ロシアの誇る宇宙開発技術・タイガの自然・最先端の技術の紹介があり、人の数が少なかったこともあり、じっくり堪能できた。(評価;☆☆☆(5つ星が最高。))
次にスイスパビリオン。 ここは、スイス軍のライトを持って
中に入るのだが、ショーウインドーの中にあるセンサーにライトをかざすと、ライトから音声が出て、展示物の紹介をしている。展示物も、「世界最初のwww.のパソコン」や「Napoleon臨終の際のベッド」、「カメラに顔をくっつけたアート」など一風変わったものばかりだった。
(評価;☆☆☆☆)
スイスのあとは、オーストリア。そりがたのしかった。以外とスピードもでた。(評価;☆☆☆☆)
つぎに、グローバルコモン3へ。(地中海諸国のパビリオンゾーン)
あいかわらず、ドイツ館は激混。最初にヨルダン館へ。ここは、死海(世界一塩分濃度の濃い湖)体験ができるのだが、予約制で6時間待ちだったのであきらめる。
このゾーンは、ほかにイタリア・リビア・クロアチア・ギリシアとまわったが、クロアチアは、不思議な空間で不思議な気分になるところだった。
評価;・イタリア…「踊るサテュロス像」は迫力有り(☆☆☆☆)
・リビア…ポスターがもらえた。(☆☆)
・クロアチア…不思議な空間だったけど他にはない独特のパビリオンだった(☆☆☆☆)
・ギリシア…ギリシアらしく鮮やかな空間だった(☆☆☆)
昼食後は、「サツキとメイの家」の周辺を散策。
とにかく歩いていて暑かったが、遠くから見る家はきれいだった。
その後は、歩いていて汗びっしょりになっていたのでなんとか涼しもうと、「スコール体験」のできるシンガポールパビリオンへ。と、そのまえにNZ館に。(評価;☆☆)
30分待った後ようやくスコール体験。スコールの威力は想像以上で傘持っても濡れるね。 けどおかげで少々暑さがやわらいだ。(評価;☆☆☆☆☆)
少々涼しんだ後、グローバルトラム(右写真)と併歩しながら
グローバルコモン2(アメリカ地区のパビリオンゾーン)へ。
まずは、中米共同館のキャノピーツアーへ。俺がキャノピーツアー最後の一人だった。
キャノピーツアーはほんとうにターザン気分になれるし、ストレス発散
にもなった。また来たらやりたいと心から思った。スピードが出て
いたためほとんど周りは見えなかったが。地上から高いけどなぜか怖さは全く
なかった。(評価;☆☆☆☆☆)ツアー終了後、国際赤十字・赤新月社館ならびにアメリカ館へいこうと
するも、100分・90分待ちだったために断念。そこで、アルゼンチン館に、国連館(上の写真)へ。
アルゼンチンはタンゴの披露がやっていなくて残念だった。が、従業員とスペイン語であいさつできたのはうれしかった。(評価;☆☆)
国連館は、入ってみると想像とは大違いのところだった。(評価;☆☆)
そして、最後にアジアゾーンへ。
中国館は、偶然演奏会を行っていた。癒される音楽でつい眠くなって
しまった…階段がドラゴンの形をしていた。(評価;☆☆☆)
ブータン・中央アジア館でスタンプをかせいで時間切れ。
こうして、俺の疾風怒濤の万博めぐりは終了した。時間は限られてはいたが思ったよりも多く周り、万博の気分も味わえたのでまた機会があれば行きたいとおもった、万博旅行なのでした。
名古屋から、再び車を飛ばして、車中にあるTVで盛りあがりながら、4時間30分後、東京到着。
田園調布集合だったが、解散後、無事に事故ることなく家へ到着し、本当の意味での万博旅行は終わったのであった。(家に帰るまでが旅行というのは鉄則!)
愛・地球博公式ホームページ(http://www.expo2005.or.jp/jp/index.html )