捕鯨派VS反捕鯨派のガチンコ勝負! | ROAD TO THE COMPLETE MESSIAH OF THE WORLD・・・

捕鯨派VS反捕鯨派のガチンコ勝負!

  俺は、毎日、Yahoo!NEWSの海外欄を見る。


  イラク情勢、中国・北朝鮮などの北東アジア情勢、アメリカの動向やEUをめぐる主導権争いなどが、話題として多く取り上げられているが、俺が最近、気になっているニュースは、「捕鯨問題」である。


 日本・ノルウェー・アイスランドなど伝統的に漁業資源を食する海洋先進国や食糧問題をかかえ、鯨資源の持続的利用を求めたい途上国といった捕鯨派

                VS

オーストリア・ニュージーランド・アメリカなど欧米文化圏国を中心とした、環境保護団体やNGOの力が強く、鯨といえばホエールウォッチングというように、鯨を環境・自然保護の象徴と見ている反捕鯨派


の構造は、IWC(国際捕鯨委員会)設立当初から変わらない。


 今日まで、韓国の蔚山でIWCの総会が開かれていた。毎回、反捕鯨派の決議案が採択され、捕鯨派の決議案が否決される。今回も結論を言えばそのとおりにはなったものの、例年になく、反捕鯨派と捕鯨派との得票差が拮抗していた総会はいままでになかったようだ。


 俺としては、鯨・それをとりまく無数の魚などの漁業資源を科学的調査に基づき、地球・そして人類にとって何が一番望ましいかを念頭に置きながらしっかりと議論していただきたいというものであるが、捕鯨派・反捕鯨派という対立軸がこれほどはっきりとしていてかつ数もほぼ同じというこれほどわかりやすい国際会議も他にはないと思う。


 だから、互いのギャップを埋めるために何が必要か、双方のナッシュ均衡が達成されるためにはどうすればよいのかを深く考えなければ捕鯨の問題は永遠に前進しないだろう。また、「捕鯨」ということを、本当の意味で理解することもできないだろう。


 そういう意味で、捕鯨派・反捕鯨派双方の動き・駆け引きを楽しみにしながら、俺は今後もこの問題について注視していきたい。


 なお、捕鯨のニュースについては、Yahoo!ニュースの国内トピックス;「捕鯨とクジラ保護」

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/whales_and_whaling/ )を参照あれ。